叔母危篤

昨夜そんな連絡が入って、母が急遽今朝朝イチで東京へ向かった。
もう今は延命措置でかろうじて生きている状態で、長くてもあと1週間だそうだ。
そういうわけで、今日はムスメは留守番のじいちゃんとふたりで(めずらしく)なかよく過ごしていた。


ムスメを迎えに行った帰り、ムスメと叔母の話をした。
ムスメは叔母と何回か会っていて、一緒にお出かけした時の写真が残っている。
「東京のおばちゃんね、あと1週間でいなくなっちゃうんだって」というと
「そうだね、やだね…お手紙書けばよかったな。そしたらばあちゃん(今朝東京に向かった母のこと)に持ってってもらえたのに…」とムスメがしゃくりあげ始めた。
私もつい、昔のことを思い出して、ふたりで泣きながら家に帰った。


家に着いて、ムスメに「せめて今からでもお手紙書こうね、最期におばちゃんに持ってってもらおうね」と言うと、ムスメは泣きながら便箋に向かっていたが、そのまま眠ってしまった。
身近な人が「死」に向かうところを見るのは、ムスメには初めて。かなりショックなんだろう。
一応年齢的に大人である私も、正直混乱していて、どうしても気持ちの整理が付かないので、今こうして思いつくまま書いています。
でも、これは誰も避けることができない厳然たる事実。厳粛に受け止めなければならない。
母から連絡が来るのが、とてもこわい。