日本脳炎の予防接種中止の勧告

「勧奨」だったということもあり、また、接種時期が限られる(蚊がわいてくる直前、ちょうど今頃)こともあり、ついつい後伸ばしにしていたムスメの日本脳炎予防接種。
今年こそ(90ヶ月になる前に)と思っていたら、中止勧告が出てしまった。
余計な痛い思いはさせたくないし、でも日本脳炎になってしまったら、と思うとやっぱり接種させなきゃ、とも思うし、でも、万が一副作用が起きたら、と思うと怖くてやっぱり接種したくない。
そのうちかかりつけの小児科の先生にも聞いてみるけど、流行等の動向を見て、記事にあるように安全性の高いワクチンが開発されたら接種させようかと思っている。その頃は年齢的に公費は無理だろうけど、まぁしかたない。
少しでも早く出回ってくれればいいけど。

日本脳炎の予防接種中止を緊急勧告 厚労省 2005年05月30日11時15分  厚生労働省は30日、現在供給されている日本脳炎ワクチンによって重症の副作用が起きる可能性があるとして、都道府県を通じて、当面、市町村に公費負担での予防接種を中止するよう求める緊急勧告を出した。ただし、希望者には公費負担での接種を継続する。より安全性の高いワクチンが開発された時点で、接種の勧奨を再開したいとしている。  同省によると、昨年7月、山梨県甲斐市で女子中学生が予防接種を受けた後、急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)を発症し、呼吸困難など一時重体となった。現在は寝たきりの状態という。  同市の調査委員会は今年3月、女子中学生の症状が予防接種の副作用とみられると国に報告。厚労省の疾病・障害認定審査会も今月25日、副作用による健康被害と認定し、医療費の給付を決めた。  厚労省では、今回の認定審査会の結論が「ワクチン接種と健康被害との因果関係を事実上認めるもの」と説明。現在開発中で、よりリスクの低い組織培養法によるワクチンの供給体制が整うまでは、積極的な予防接種の勧奨は控えるべきだと判断した。新しいワクチンは来年前半には供給される見通しという。  日本脳炎は豚から蚊の媒介で感染し、発症すると高熱や頭痛などの症状が出て死亡することもある。66年以前には年間千人を超える患者がいたが、蚊の駆除が進むなどしたため、92年以降は年間数人にまで減少した。  公費負担での日本脳炎ワクチンの予防接種は(1)生後6カ月から90カ月まで(2)9歳から13歳未満(3)14歳から16歳未満が対象。年間420万〜430万人が接種を受けている。